上手にお金を貯めるためには、自分に合った金融機関と金融商品を選ぶことが大事です。お金を貯めると決めたら、銀行口座もいちから見直してみましょう。

金融商品の種類と特徴

日常のお金の出し入れにかかせない普通預金

給与の振込やローンの支払い、光熱費の引き落としなど、日常生活のなかで最もお世話になるのが銀行の「普通預金」

大手都市銀行の預け入れ金利は、0.02%と極めて低いので貯蓄目的の口座としては利用しにくいのが現状です。あくまで普段のお金を管理するための口座として利用しましょう。

ただし、預金金利は低くても便利なサービスは存分に利用したいところです。例えば、同じ銀行同士であれば振込み手数料が0円の銀行もあります。離れた家族への送金や、お金を区分したい場合に同じ銀行で別口座を開設し別管理にするのも有効です。

着実に増やす定期預金

まとまったお金があり、着実に増やしたい時に利用したい金融商品が「定期預金」です。預ける期間が長ければ長いほど預金金利が高くなり、定期預金5年なら金利0.11%、定期預金10年なら金利0.30%などとなります。

1年ものの定期預金は、0.03%程度なので普通預金とほとんど同じ金利になります。また期間の長い定期預金が有利だからといって、途中で解約してしまうと、約束した利子が支払われないので注意が必要です。

あくまでもまとまったお金で、預け入れ期間に使う予定のないお金を増やしたい時に利用するのがよいでしょう。

お得なネット銀行の定期預金「ネット定期」

「ネット定期」とは、インターネット専業銀行に預ける定期預金のことをいいます。預け入れ金利は、ネット銀行によって異なりますが、1年定期で0.30~0.55%と大手都市銀行の定期預金の金利よりも、はるかに高くなっています。

インターネット専業なので通帳はなく、基本的に店舗を持たないため、低コストでの運営が可能。それがサービスや金利に反映できる理由です。

近い将来使う予定のあるお金でも、一定以上の金額であれば、預け入れ期間が2週間と短期に設定された定期預金もあります。定期預金は預入期間が長いほど金利が高くなりますが、ネット定期なら短期間でも0.3%と、大手銀行の10年満期の定期預金なみの商品もあります。

最も安全といわれる金融商品「個人向け国債」

今金融商品の中で、最も安全といわれているのが「個人向け国債」です。

利率が半年ごとに見直される「変動10」(満期10年)は、今後市場金利が高くなれば利率も高くなる可能性があります。

平成26年7月4日現在募集中の個人向け国債
個人向け国債 変動10 固定5 固定3
満期 10年 5年 3年
金利タイプ 変動金利(半年毎) 固定金利 固定金利
表面利率(年)
(税引き後)
0.37% 0.12% 0.06%

※参照:財務省「個人向け国債の案内」

個人向け国債のメリットは、発行後1年経過すればいつでも国の買取による中途換金が可能なことです。(元本割れのリスクなし)

個人向け社債

「社債」とは、一般企業が資金を調達するために発行する債券で、ほとんどは法人向けですが、中には個人向けに販売されているものもあります。

償還期間(満期)も利率も企業によって様々ですが、1年債で利率が2%近くのものもあり、人気の高い社債は申し込みが殺到し、申し込みができないこともあります。

社債の利率は一般的に、信用力の高い企業は低くなり、信用が低い会社の社債ほど高い利率になります。企業の信用力は「返済能力」に置き換えられるので、破たんの可能性が高いほど格付けは低くなり、社債は高利率になるという仕組みです。

ということは、高い利率の社債ほど預けたお金は増えますが、その分元金が返ってこないというリスクも発生するので注意しましょう。